とりあえずモトコンポは完成しました。
結果、アイドリング中ヘッドライトをつけた状態でもバッテリーに充電できるようになりました。
車体を持っている方にはわかると思いますので、説明すると、
ジェネレーターの充電灯火系統のコイルを取り外して巻き直しします。
私の場合260巻きでしたが、0.5ミリの線を使って丁寧に巻いたら600弱巻けました。
ノーマル(単相交流式ジェネレーター)は、巻きはじめが鉄芯にアースされているのですが、
全波整流化するためには、ノーマルで途中から取りだしていた配線(黄色)を巻きはじめの部分から取り出すようにして、
コイルの最初と巻き終わり(白線)をジェネレーターから出すように下図のように改造します。
その際に白線と黄線間の導通はOKですが、白線とエンジンアース、黄線とエンジンアースに導通があってはだめです。
ジェネレーターから出た黄線と白線をレギュレートレクチファイヤにの入力線に入れます。
下の画像のものだと黄線2本緑はアース赤が整流後の出力線
車体中央の配線のゴムカバーにある白線と黄線をレギュレートレクチファイヤの出力線(赤色)につなぐのですが、
このまま白線(バッテリー充電用)をつなぐとエンジンを切るとバッテリーからジェネレーターに電気が流れてしまい
一晩でバッテリーが上がってしまうので、白線と赤線の間にダイオードを入れバッテリーからジェネレーターに電気が流れないようにします。
その後、ノーマルのレクチファイヤを外して白線と赤線2本を直結。これでジェネレーターの電力が整流電圧調整されてバッテリーに入ります。
オイルタンクの油量センサーは12V用にうまく改造する方法もありますが、センサー内の電解コンデンサがセンサー内に固定してあるので、下手に分解しようとすると、破壊してしまします。(私は破壊してしまいました・・・)ですので、12Vを6Vに落とすための定電圧レギュレターを作成します。
回路図はこんな感じ・・・
これを作って油量センサーのカプラの黒線の間に入れます。油量警告灯はこの後の電圧が適用されるので6VのままでOKです。
ヘッドライトのOFF時も実は車体後部にある抵抗器(ピンク線がつながっている)で消費されるのでこの線を切断して
ON時の消費電流を押さえるためにLEDヘッドランプ、LEDテールランプに交換すれば、ライトON時でもしっかりとバッテリーには充電されるはずです。
これで基本的な12Vへの改造は終了です。
後はウィンカーランプとメーターランプを12Vに変更すればOKです。
完成までに紆余曲折ありましたが、電装系について少しは理解が深まった気がします。
特に理解に苦しんだのが、ジェネレーターと全波整流化についてが難しかったですが、理解できればなんてことないですね。
おかげで少し賢くなりました^^